吉川奨/ツキヨOne'sback ~音楽、文章、ゲームの統合ブログ〜

吉川奨 本名を何の躊躇もなく出しつつ音楽の事を発表と語る感じでありつつ、ゲーム用の名前であったツキヨOne'sbackと融合を果たしました。

クリスマスイブといえば

クリスマスイブといえば僕が高校三年生の時の失恋話をライブのmcや、ラジオなんかでも何回か話してきました。いやいや毎年思い切り激しく仕事をしていますが、何年かぶりにその話を思い出しました。

 

 

高校三年の同じクラスに僕が密かに想いを寄せていた女の子がいましたが、その子の方から河合塾の冬期講習に一緒に行こうと誘ってきました。その講習は12月の2週間ほど毎日通うもので、学校が終わるとバスに乗り、名古屋駅にある河合塾まで2人で行き勉強して、終わったら駅まで一緒に歩きその子を名鉄線まで送り、自分はJRで家に帰るという、僕にとっては夢のような2週間でした。

 

冬期講習の日程最終日がクリスマスイブに当たっていて、これは千載一遇のチャンスだと確信し、桃太郎電鉄でいうところの千載一遇カードを使って目的地までヘリで飛ぼうという心意気で、クリスマスイブに講習が終わったら一緒にご飯を食べに行かないかと誘いました。「うんいいよ」と快諾してくれて、見事に有頂天に登った僕は、東海ウォーカーのようなクリスマス特集の雑誌を買い、レストランなどを入念に選び、その日の会話の流れなどをフルコースで何百周とシュミレーションしました。

 

恋愛シュミレーションゲームなどで恋愛マスターになっていた僕は、勝率100%のグッドエンディングを迎えるシュミレートしかしていませんでした。だって完全にフラグが立っているのですから!

 

①冬期講習にその子から誘ってきた。(2週間も2人きりで毎日塾へ通う事を前提に誘われているので先手を打たれ向こうから告白される黄金パターンも想定される)

 

②クリスマスイブの夜を2人で過ごすという誘いにオッケーされている。(もう告白してオッケーされたも同然の状態である)

 

 

以上の理由から、僕は自分の家にクリスマスイブの夜は相当遅くなるし、夜ご飯もいらないと言ってあり、しつこくどこへ行くのか誰と遊ぶのかと聞いてくる親に対し、「だからさ、友達と遊んでくるだけだって」と、ちょうど”これはきっと女の子だな…”と悟られるくらいの意味深な濁し方で出発しており、ありとあらゆる友達などにはもう彼女が出来たくらいの言い方で説明してありました。

 

さて、そんな超絶頂モードで迎えたクリスマスイブ当日の冬期講習が終わり、そんな勝率100%だとはいえ、ド緊張が襲ってきた状態で

「今日何食べに行く?色々調べてみたから何系でも対応できるよ」と言ったところ

「吉川くん、今日さ、妹が一緒にご飯食べようって言うから、吉川くんと行けなくなっちゃった。ごめんね!」とささーっと塾の教室から出ていってしまいました。

 

その子が去った後、教室から動けず、正確には何が起こったのか理解するのに時間がかかってしまい動けず、もっと正確にはこの現実を受け入れたくなくてこれはドッキリなんだと無理やり思考回路を曲げていたので動けず、全くもって硬直したまましばらくの時を教室で過ごし、意味もなく教科書などをペラペラとめくった後、徐々に現実を受け入れて行く自分を、いやいや、きっと彼女は、めったに会えない妹が存在し、僕の事は好きなんだけども、今日はたまたま、仕方なく状況が重なっただけ。という強引な解釈で自分を納得させ、名古屋駅へと向かいました。

 

駅を歩くカップルがとてもまばゆく、自分もこうなるはずだったと、悪夢を見ているような気持ちになりましたが、家には飯いらない遅くなるって言ってあるし、友達にも散々彼女出来たくらいの言い方がしてあり羨ましがられているし、このまま帰れないしどうしようと、近鉄ビルにあるタワーレコードや、その隣の名鉄ビルにあるソフトオンデュオなどをハシゴしました。視聴コーナーでディープフォレストフライングキッズを聴いていたら涙が溢れてきて、しかも視聴コーナーで男子高校生が泣いていたら、どう考えても普通じゃない見た目になってしまうと泣き顔を隠して時間を経過させました。

 

もう帰ってもおかしくないだろうという時間が経ち、JR構内を歩いていると、どんな偶然が重なればこうなるのか、全く確率論が狂っているとしか思えないタイミングで、その女の子を発見してしまいました。そして僕の友達と手を組んで歩いているというテレビ番組なのかと思うくらいの状況。ものすごく楽しそうな感じで、見た事のない笑顔を彼に向けていました。どんよりモードが最終進化系のボスへと成り果てた状態で完全なバッドエンディングを迎え、一点を見つめた状態を保ちながらJRは新守山駅へと到着し、クリスマスイブを締めくくりました。

 

冒頭で何年かぶりに思い出したと書きましたが、いやいや、思い出してみると、かなり鮮明に覚えていました。講習が終わった後の教室の少し寒い感じとか、視聴コーナーの作りとか、ディープフォレストのジャケットとか、いやいやいや、最も鮮明なのは「ごめんね!」の直後の気持ちと、JR構内で彼女を見た時のどんよりモンスター化ですね。

 

こんな話を最後まで読んでくれてありがとう〜の意味を込めて、台湾ラーメンをこよなく愛する僕が、これが今まで食べたカップ台湾ラーメンの中でベスト!と思ったカップラーメンの写真です。このスープは本当に好みに近いです。非常にすばらしい。

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